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モリのいる場所(2018): Mori, The Artist’s Habitat

山崎努と樹木希林が洋画家・熊谷守一夫妻を演じるヒューマンドラマ。守一の自宅の庭には様々な動植物が生きている。守一は30年以上、それらをじっと眺めるのを日課にしていた。守一の家には毎日のように人が訪ねてくる。監督・脚本は沖田修一。

監督:沖田修一
出演:山崎努、樹木希林、加瀬亮、吉村界人、光石研、青木崇高、吹越満、池谷のぶえ、きたろう、林与一、三上博史

モリのいる場所(2018)のあらすじ

洋画家・熊谷守一(山崎努)の自宅の庭には草木が生い茂り、彼の描く絵のモデルになるたくさんの虫や猫などが住み着いていた。守一は30年以上、じっとその庭の生命たちを眺めるのを日課にしている。守一は妻の秀子(樹木希林)と二人で暮らしているが、毎日のように来客が訪れる。守一を撮ることに情熱を燃やす若い写真家の藤田(加瀬亮)、守一に看板を描いてもらいたい温泉旅館の主人、隣人の佐伯さん夫婦、郵便屋さんや画商や近所の人々、そして得体の知れない男も……。今日も守一と彼を愛する人々のおかしくて温かな一日が始まる。

モリのいる場所(2018)のストーリー

昭和49年。94才の熊谷守一(通称モリ)(山崎努)は、東京都豊島区の古い平屋に住み、30年間も外出せずに暮らしていた。30坪足らずの庭の隅の池に行くのに、妻の秀子(樹木希林)に「お気をつけて」と見送られるモリ。深い穴の底にある池は、モリが自分で掘ったものだった。小さな庭でも虫や植物を夢中で観察するために、池に辿り着かないモリ。

モリの妻・秀子は名家の出で人妻だったが、貧乏なモリに嫁ぐために離婚して来た人だった。今でこそ手書きの表札を掛ける度に盗まれ、テレビ番組も作られるモリだが、絵は夜しか描かず、生活は質素だった。悩みは、近くに建つマンションに庭の陽射しを遮られることで、熊谷家の周囲には、若い芸術家たちが書いた「建設反対」の看板が並んでいた。

日頃から来客が多く賑やかな熊谷家。揮毫を頼む客(光石研、)や取材のカメラマン(加瀬亮)などの他に、近所の住人たちも用もないのに集まった。「外に出ない」とからかわれ、こっそり出てみたが、子供と出会っただけで逃げ帰るモリ。文化勲章の内示の電話も、即答で断った。

マンション建設が始まると、作業員たち(青木崇高ら)と仲良くなり、池の穴を埋める代わりに宴会でもてなすモリ。陽当たりが穴の上だけになるので、草や虫の居場所を作る為だった。夢に宇宙人(三上博史)が現れて、「広い宇宙へ」と誘われても、この庭で十分と断るモリ。「母ちゃんが疲れることが一番困る」と呟いて、モリは「学校」と呼ぶアトリエに籠もるのだった。

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